さて昨日はナビ模試&保護者会(兼受験報告会)でした。
会場は聖学院中学。
駒込駅からもほど近く、階段をのぼると時計台や噴水のある素敵な男子校でした。
聞けばミッション系の中高一貫男子校は都内に3校しかなく、立教池袋と聖学院がプロテスタント、暁星がカトリック系なのだとか。
言われてみればミッション系男子校って少ないかも〜と目からウロコ。
やさしい語りの副校長先生が学校紹介をしてくださってとってもいいかんじでした☆
保護者では、まずは小6の学習の流れの説明が足早にあり、
全教科テキストも増え、演習と家庭学習がバシバシ入ってくるという話に、母toraは気を失いそうになりました。
なぜって子toraが家庭学習をほとんどしないやつだからです。
宿題として出ている復習や予習もさら〜っとやって、もうおしまい。
時間にして正味30分ぐらいだと思う。
かつ、範囲をきちんとやっていない。
親が宿題チェックをするとイライラを押さえるのが大変です。。
こいつは本当に受験生になれるんだろうか。
いつ「努力」するようになるんだろう。
正直、不信しかない。。
そんな私の動揺を乗せたまま、プログラムは後半の受験報告会へ突入です。
こちらは通っている父兄だけが参加できる完全内部企画。
録音撮影もちろん禁止。
啓明館生は一学年200名強ぐらいの塾です。
あまり詳細を言うと個人が特定できてしまうこともあり、受験報告会ではメモを取るヒマもないぐらいにテンポよく、どのクラスの子がどこに合格したかをスライドとともに説明されていきます。
重複ありの「合格人数」じゃないのでリアルもリアル。もう鳥肌ものですよ。
間にはさまれる「この子はこういう受験になって〜」「4月の段階ではこの成績で、9月にはこうなって〜」「作戦はこうだったけど当日にこうなって〜」というそれぞれのストーリー。
名前は隠しながらも、ご家庭と先生たちのメッセージのやり取りも見せてもらったりしながら、もう結果は出ていることなのに、聞いているこっちも受験生のがんばりに感動し、手に汗握る時間が流れます。
なにより先生たちが「この子たちを誇りに思っている!!」と全身で語っていて、学校の難易度に関わらず「うちの子がかんばって勝ち取った合格なんだ」「本当にがんばってくれました」と、結果をすごく大事に扱ってくれていること。
めっちゃジーンとくる。。
(涙はコレで拭きました)
啓明館は合格実績で集客する塾ではありませんが、
この感じを聞いているとやっぱり、
○○校○名!
みたいな打ち出しは、啓明館にはそぐわないなって思います。
私ももちろん詳細は言えませんが、それでも中学受験塾において合格実績を無視するわけにはいかないし、「啓明館てどうだろう?」と塾選びをしている方ならばなおさらですよね。
なので啓明館の名誉のためにこれだけは言っておきます。
啓明館生、御三家にも受かってます。
早慶、渋幕、都立小石川etc.最難関と言われる学校にだって受かってます。
そして中堅校や、持ち偏差値的には厳しいと思われる学校にも続々と受かっているこの合格力ときたら…!
「正直ね、この偏差値の子たちを引き連れてこの合格実績が出せる塾なり講師なりがいるなら連れてこいってんですよ」の名物先生のコメントには思わず会場拍手でした。
何がすごいって、無理して上の学校に入れさせているのではなく、本人の個性・特性をちゃんと見ながら、
「偏差値には出なくとも得意科目にはこれだけの力がある」
「苦手科目だけど最後まで解き切るがんばれる力を持っている」
「ここまで伸びたから戦える」
など、その子がそこに受かるだけの確信と戦略を持って指導し、送り出していること。
望むなら、そして本人の努力があるならば、目指す学校に受かる実力をちゃんとつけてくれる塾だと、改めて啓明館に惚れ直した次第です。
それにしても今年の合格実績は本当にすごかった…。
聞いたらちょっとびっくりするレベルだと思うんですけど、どうでしょうね。
ほとんどの子が第一志望、第二志望に受かっていたし。
願わくば子toraにも、この先生たちの指導にちゃんとついていってちゃんと努力してもらいたい。心から。